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【脱・根性論&机上の空論】歌が上手くなるのに一番必要なものは体内の圧力だ

胸を開く力VS腹式呼吸 上達のアドバイス

早速答えを言ってしまうと、表現で一番必要なものは体内の圧力です。
適切な圧力を作れた時点で「この人何かやってのけそう」という眼前に迫るリアリティが生まれます。これこそ別名オーラというやつです。こ圧は、動物なら感じることはできます。
もちろん人間も動物。もし皆さんが動物ならこの圧を感じることも作ることもできるでしょう。しかし多くの人がいまだに、精神論的レッスンに苦しみ、論理はあってるのに身につかないというものに苦しめられています。それは当然なのです。

体内の圧力ができれば何が変わるのか?

この圧力ができれば、何ができるのでしょうか?

相手が「この人何かやりそう」と感じるだけでなく、圧を作った本人も「次こうしてやろうかな?」「こうやったらできそう!?」「こんなこともできるかも」という閃き(ひらめきが生まれるのです。

まだやってもないのに「できそう」な予感。これが間違いなく皆さんの表現を豊かにします。歌でもジャンルを問いません。もちろん、俳優・声優・ナレーション等々「どうやったら上手くできるか」と悩んでいたものが「こうやったらできる」に変わるのです。

これがいつまで経ってもいまいち突き抜けられない・上手くならない人と、そこから脱して一気に伸びることができる人の1番の差です。

適切な体内の空気圧が生み出す「できる予感」

では、なぜ体内に適切な空気圧が生まれれば、できる予感、閃きが生まれるのでしょうか?

肺に圧力がかかることを風船に例えてみよう。

パンパンに膨れた風船に針を刺すと一気に爆発、逆に栓を開けると一気に圧を抜くことができます。さらに圧力を抜かなければ外から押したり押す力を緩めることで、さらなる弾力を生み出したり、その弾力の大きな波や、小さな波を作れます。またその波のスピードも変えられます。

すなわち適切な圧とその取り扱い。もうお分かりでしょう。

この空気圧の変化こそが、音域・滑らかな発音・リズム・体の動き・抑揚・スピード感・間(ま)などを作り出すのです。

つまり声や演技などの表現に必要なあらかたのことはできるようになるわけです…できるようになることをあなたの脳が感じ取る…これこそ閃き(ひらめき)です。

圧ができることで声帯をピチっと閉めても咳き込まず、詰まらないことがわかる。だから高い声が出ることが、出る前からわかるのです。

体があらゆるものを生み出せる状態になるからこそ「こんなことができそう」という予感が、瞬間瞬間にうまれてくるのです。

これはトーク力を上げたい人にも絶対必要なことです。アドリブやトーク力は、あらかじめ考えておくストーリーや台本も必要ですが、その場の空気を操り、閃きを生む体内圧こそ必要なのです。

圧を作らずに呼吸法・発声法を語るな…!?

この圧の作り方を知らずに、呼吸法がどうの、発声法が、声帯の位置が、共鳴が、ミックスがと言ってもそれはほとんど、机上の空論に過ぎません。

知識だけが増え、なかなか身につかない。かと言って気持ちが足りない、根性がたりない、練習が足りないと言っていても、うまくなりません。

できる予感を生み出す努力こそ必要なのに、ただ練習を重ねてもなかなかうまくなりません。それどころか、むしろ下手になったり、歌や演技が嫌いになったりすることは珍しくないのです。

逆に適切な体内の空気圧を作りそれを粘土のように自由に操ることを覚えると、結果として意識せずに良い発声法や呼吸法が導き出される…これが答えです。

体を楽器にするとはこういうことなのです。体の楽器化をせずに、方法論で高い声や立派な声を作るとロクなことはありません。たとえ高音が出るようになっても、それは相手の心に伝わらないのは、最初に書いた通りです。

声楽家先生・ボイストレーナーへのお願い

どうか声楽家の先生は精神論でも、机上の空論でもない、表現の真実を教えてあげて欲しいと思います。それができる努力をしてほしいのです。先生が上手いとか下手とか、そんなことは生徒さんには関係ありません。

表現の真実。それを知り、実践できれば生徒さんは自分一人で上手くなる力を手にいれます。それでは我々講師業は商売あがったりですが。それで良いではありませんか。

その前に細かい発音がどうの、共鳴がと言っても生徒さんを追い詰めるだけです。

この上手くなる閃きを生み、自然に正しい呼吸法や発声法に向かい、生徒さんも「ああ、だから腹式なんですね」とわかるようなレッスン、気づいたら滑舌が良くなってました…そんなレッスン。残念ながらそれができる人は多くはありません。だからこそチャンスでもありますよ。

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