ボイストレーナーの浜渦です。猛暑が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?私は、普段は東京都内でレッスンさせていただいておりますが、月に1〜2度、関西は尼崎、ローゼンビートにてレッスンをさせていただいております。
今回も今日(8/13)まで声楽個人レッスン、ボイトレ個人レッスンをさせていただいておりました。
お盆休みにかかる中、熱心な生徒さんと、楽しくも熱い、笑いの絶えない表現の時間をともにすることができて、本当にしあわせでした。
今回の関西レッスンを振り返って
今回は全て個人レッスンでした。多くの方にお伝えしたいと思ったことがありました。それは歌わずにはいられない呼吸のテンションを創るということでした。
普通の人間のフリをした「超ハイテンションな呼吸」を
音楽や芝居というのは「正気でないテンションの人間が、普通のフリをしている」くらいで「ちょうど良い」わけです。
音楽や芝居というのは「正気でないテンションの人間が、普通のフリをしている」くらいで「ちょうど良い」わけです。
気の触れた奴が音楽という秩序と戦っているような。
普通の人間がただ秩序を守っていても何も生まれませんし、普通のテンションで振り切れたフリをすると、さらに痛々しいわけです。— ボイストレーナー浜渦弘志 (@h_hamauzu) August 12, 2019
普通の人が普通に歌ったのでは面白くないし、そもそも歌が好きではなければ歌う理由すらないでしょう。
そこでプロの方でもやってしまうのが「やる気がないのに無理にテンションが上がったフリ」をするということです。これは見ていてもやっていても痛々しい状態です…。
大切なのは、もうちょっと常人ではないような、狼が月に向かって吠えるようなテンションを創ること。ちょっと言い方を変えますと「普通の人間の皮を被った気の触れたくらいのテンションの人間」とでも言いましょうか。
しかし、だからと言ってただ吠えるのではなく、そんなハイテンションな呼吸でそっと歌ったり、優しく囁いたり、もちろん、曲の通りに歌うのです。まるでマトモな人のように。
まさに普通を装った中に普通の人にはないようなテンションを秘めるわけです。こうすることで、相手には優しい声の中にも「水をたたえたような豊かで心地よい緊張感」が伝わるのです。それを私は「本気」と呼んでいます♪
その本気をお伝えできたのではないかと、クタクタではありますが、心地よく疲れながらも、ちょっと自画自賛しているところです(笑)
今回のレッスンで嬉しかったこと
たくさんありますが、一番嬉しかったのが生徒さんからいただいたこのお言葉です。
「最近ちょっと歌う気力がなかったのですが、レッスン受けてまた歌いたくなりました!」
こんな嬉しいことがあるでしょうか?まさに「それ」をお伝えしたかったのですから♪
歌は「好きだから歌う」だけでは足りません。「歌わずには居れなくなるような体のテンション、呼吸のテンションを創るのです」
そんな体をレッスンで作り、呼吸から気持ちをどんどん上げていくのも浜渦メソッドの大きの特徴の一つです♪
次回の関西レッスンは9/17〜9/21(予定)
さて、次回の関西レッスンですが、少し間をいただきまして、9/17(火)〜9/21(土)の予定です。
歌が好きな人はもっともっと好きに。嫌いな人さえ「歌いださずにはいられなくなる」そんなレッスンをこれからもお届けしていきたいと思います!
9月は、ボイトレのグループレッスン、ドイツ・リート(ドイツ歌曲)のグループレッスンも開催予定です。
関西レッスンのお問い合わせ
関西レッスンは、尼崎のローゼンビート音楽館で行なっております。おそれいりますが、お問い合わせはローゼンビートまでお願いいたします。
ローゼンビートは、私の父母が創設した、私の出身音楽グループで、ローゼンビート音楽館には手作りの小ホールがあり、毎月の定期コンサートのほか、さまざまな音楽イベントや時には創作オペレッタの公演も行っています。(小ホールは私も客席の雛壇を作りました♪)
また、男声、女声、児童コーラスのほか、声楽・ピアノほか器楽の個人レッスンもあります。ぜひ遊びにお越しください。
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