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【歌唱力=演技力!】上手くなる人と習っても上手くならない人の決定的な差とは?

singer 上達のアドバイス

歌唱力=演技力=話す力これが私の持論です。もちろん、これには理由があります。本当に表現力のある人は、・演技・声優・朗読と、あらゆることをやってのけます。それはマルチな才能の持ち主!!…ではなくある同じ一つの能力を使っていろんなことをやっているのです。その正体は一体何か?はじまりはじまり。面倒臭い人は最後の結論(60字ほど)だけぞうぞ♪

【演技力も歌も同じ】できる人とできない人の差

例えば手が震える演技をするように指示が出たとします。早速答えを言いますと…

できる人は内部の圧力を変化させ、体全体に伝わるのを待つ。
できない人は手の動かし方を考えてしまう。

圧力とは、肺の空気を圧縮した状態。変化とは息を吐こうとする力吐かせてたまるかという力の押し合い、綱引き。

震える演技とは、体の中心の呼吸が圧縮されて振動を起こし、それが手に伝わっている状態です。声も全く同じ。しかし、圧縮を作れなかったり、作れても伝わるのを待てない人は、当然手の動かし方、声帯の動かし方から考えてしまいます。

そうするとどんなに正しい発声であっても、言われた通りに、台本通りに動こうとも、気持ちと連動せず、不自然極まりなくなるのです。これはボイトレの落とし穴ですね。発声法や呼吸法を習い、知ったくらいでは上手くならないのはこういうわけです。

この圧縮した状態というのは普通の人ならよほど切羽詰まった状態でないと作れないでしょう。スポーツに打ち込んだ人ならお分かりかと思います。短距離走のスタート直前、武道の構えたところ(いつでも踏み込めるし避けられる状態)。いつ始まるかわからないがいつでも来いという緊張感なのです。

発声も同じ。圧力が伝わるのを待つか、声の出し方を考えるかの差だが、これがうまくなるか、一生どんなに正しいものを習っても下手なままかの分水嶺となる。

表現のやる気スイッチとは?

つまり、スタートラインではすでに相当な圧縮が体の中にかかっています。綱引きでも合図のピストルがなる前から相当な力を入れますよね。ただ引っ張っていないだけ。合図でその力を引っ張る力に変え、更に力をます。これはもう発声の技法とまるで同じです。腹式呼吸?共鳴?そんなものはこの時点で自動的にできているはずです。

スタートラインの適切な圧力を作れる=やる気スイッチ
この圧力が作れると上手く歌おうとしなくてもすでに素晴らしい表現が生まれています。つkれない人は、表現が生まれません。それを上手く歌うことで誤魔化すとしたら…

やる気スイッチのオン・オフ・ブースト

例えばスタートラインで100の圧縮がかかっているとすれば、フェイントや暴投を瞬間的に避けるときはこの圧縮を瞬間的0抜く、つまり0にするわけです。演技ではずっこけるシーンや寝落ちのシーンですね。逆に圧縮にさらにブーストかけるとバットを振り抜く力、演技だと基本である、パントマイムで重いものを持ち上げる演技。さらに圧縮の変化をほとんど変えないと、囁いたり呟いたり、あえて気持ちを抑えた棒読みなど。

スタートラインで圧縮がかかっていない人とは、力を入れずにいきなり重いもの持ち上げて腰を壊すようなものですね。

つまり圧縮を作れない人は、当然その力が手足や声帯に伝わるはずもなく、かといって何もしないわけにもいきませんから、手を無理やり動かして震えるふりをしたり、無理に声を出して、表情だけ気持ちを込めているふりをするしかなくなるのです。

演技や歌は教えるものではない理由と「気持ちを込めるの正体」

この圧縮の変化が手足や声帯に伝わるのを待てたひとは、もうほとんど教える必要はありません。この圧力を作りこそ気持ちを込めるという抽象的なイメージを具体化する行為でありsの圧の変化が、気持ちの変化として表われ、それが手足や声と繋がっているわけですから、当然気持ちのこもった動きや声になります。何より…

●体のあらゆるパーツが圧縮した呼吸を中心につながることで自分自身を把握できる
●中心の変化が末端まで伝わるのスピードを変化させることで、なめらかさやスピード感を自由に変化できる

この時点ですでに自分で考えて、体のあらゆるパーツを動かせるようになります。たとえ動かせなくても、なぜ動かせないのか、何が足りないのか、自分でわかってしまうんですね。

こうなるともう教えることなんて限られています。というかそういう人は自分で他の陽tの良いとこを盗めるようになります。しかしこの圧力ができていない人に演技法や歌唱法を説いても、フェイクでしかないのです。また見て盗め、聞いて盗めなど絶対不可能です。

どうすれば自分で上手くなれる人になるか

自分で上手くなる人になるいちばんの方法は、なるべくそのスイッチの入った人を周りに置くこと。そういう人と付き合うことです。
スイッチの入った人は表現のスタートラインに立てている人とも言えます。そういう人の呼吸は大変参考になりますし、そのスイッチ=圧は伝播し、周りの人の呼吸を揺り動かす力があります。これが伝達力という表現力です。

もし習うならまずスイッチの入れ方を教わろう

しかし多くの人はスイッチの入れ方を具体的には知りません。ということは、もし習うならまずスイッチの入れ方を知ることです。

しかし多くの声楽家やボイストレーナーは、もともと自動的にスイッチが入る人かスイッチ入れられずに技法のみでやっている人のどちらかがほとんどです。

自動的にスイッチ入る先生はスイッチの入れ方は当然教えられない。だって自動的に入るからそんなん知らんもん…。

一方、スイッチの入れられない人がよくボイストレーナーになり、論理的に教えるようになるのですが(これは同じくスイッチの入れられない生徒さんにはウケる)。しかしスイッチ入ってない人がどれだけ論理を知ったところで物知り博士が生まれるだけで身にはつかない。

…ということはスイッチを入れられて、その入れ方を教えることができる人に習うが唯一の正解となるわけです。

ボイストレーナーは教えてはいけないこと

∴スイッチさえ教えれば余計なことは何も教えなくていい。いや教えちゃいかんわけです。「腹に力入れろ」なんてもってのほか。「気持ちを込めろ」なんてむしろスイッチを切りにかかる行為です。

逆にスイッチが入ってしまえば「ああ、気持ちをこめろってこういうことだったのね」「お腹に力入れろっていうより、気づいたら入ってたってことね」と教えずともわかりますから。

スイッチ入ってない人に「音程正しく!」なんて歌を一生上手くさせない気かって話ですよ。スイッチ入ってると勝手に良くなるんですから。

結論

どんな表現でも上達の基本は、スイッチON=体内の適切な圧力というスタートライン=気持ちを込めるの具体的行動を身につけることです。

 

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