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「どんなレッスンでもなかなか上達しない人の共通点」とは

お手上げ 上達のアドバイス

ボイストレーナーの浜渦です。ちょっとうがった広告のタイトルのようですが…どんなに良いレッスンを受けてもなかなか上達しない方も実は一定数いらっしゃいます。それはどんな方でしょうか。

どんな素養でも、レッスン恐怖症でも大丈夫

さて、どんな方が良いレッスンでも上手くならないのでしょうか。声がよくない?体が小さい?大きな声が出ない?…もちろんそんなことではありません。それらはまさにボイストレーナーの腕の見せ所であるはずです。

ではやる気がない人?過去に声楽レッスンやボイトレレッスンで理不尽に叱られたりして、レッスンを怖がっているひと?…これもそんなに手強くはありません。やる気がない人はそもそもレッスンにはくることはあまりありません。ただし、やる気になりたいけど、どうすればいいかわからないという方は結構おられます。どうすればやる気になれるのか?歌を好きになれるのか?しかし、これもトレーナーの腕の見せ所と言えるでしょう。レッスン恐怖症の方は沢山こられます。これを解きほぐしてあげるのもトレーナーの領分です。

なかなか上手くならない方の特徴

  • うまく出来たかを自分の主観で判断している
  • すごく簡単なことでも、指示されてすぐに開始せず、自分の判断を挟む
  • 勝手に何度もやり直す

先日ツイッターでもつぶやかせていただきました。

もしこれらのことをやっても上手くなる人がいるならば、それは…

「すでに理想と客観性を持ち、何をどこに向かってどう練習すべきかをわかっている人」

つまり、すでにレッスンはほとんど必要としていない人ですね。そういう方でもレッスンに来られる方もいらっしゃいます。充分独り立ちできていても、それでも、時に自分を疑い、レッスンで確認をするという方です。

「主観で判断」がなぜいけないのか

声の表現は、基本的に共有です。「自分がそう思っている」だけではいけません。そのためには自分の声や表現を客観的に見聞きする力、つまりお客さんの一人として聞く癖をつけていかなければなりません。しかし、これはレッスンを重ねていけば改善していきます。

共有するということは、自己満足でも押し売りでもいけないのです。これは精神論でも気持ちの問題でもなく呼吸をどこからどこへ届けるかという呼吸のポイントを明確にすることで可能になります。

こちらもご参照ください。

腹式呼吸とブレスコントロール本当の意味と意義
歌・セリフ・演技等、すべての表現者のために、腹式呼吸とブレスコントロールの本当の意味と必要性を徹底解説。闇雲やっても歌やセリフには逆効果です。体の使い方を見直せば、同じ練習・ボイストレーニングでも効果は全く変わってきます。通常のボイトレ・声楽レッスンでは曖昧にされがちな本質に迫ります。

「すごく簡単なことでも、指示されてすぐに開始せず、自分の判断を挟む」

「さあ、息を吐いてみましょう」と言っても、なかなか吐いてくれない、そしてあれこれ考えた挙句

生徒さん「息ってどうやって吐くんですか?」

私「どんな呼吸法でも良いのでとりあえず吐いてみましょう」

そう言ってもあれこれ考えて、目をあちこちグルグル動かして、やってなんとか吐いてくれる。…まず、単純に練習回数が減ってしまいます。

そして不味いのが、ありのままを見せることを怖がっている可能性が大きいことです。これは非常に気持ちはわかります。できないから来ているはずなのに、一発でできたい、できないところを見られたくない、指図されたくない…が大きいことです。これは非常に気持ちはわかります。

いろいろ考えはあると思いますが、レッスンではぜひ「赤ちゃんになること」をおぼえてください。赤ちゃんが「(え〜と)オギャア、オギャ…オギャ??(これでよかったかな)」なんて考えたら嫌ですよね。思いっきり泣いて、良いアドバイスを受けてください。それでろくなアドバイスが受けられないなら、とっとと辞めれば良いのです♪

そしてもう一つ大切なポイントを。

目の開け方は、その人の息のポイントと喉の開け方を投影します。
HIRO
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これは統計論にすぎませんが、目が虚ろでぼやっとしている人や、息を前へ出しすぎで、やたら瞬きをしたり、高い声を出す時に白目をむいてしまうような人は、呼吸が前に出ていないことが多いのです。

意外と思われるかもしれませんが、息を吸う時に目を瞑る人も息のポイントが引っ込んでいたりしますよ。

「勝手になんどもやり直す」

特に一連の動作の途中でやり直す人は危険です。勝手にやり直すことがなぜやり直すのがいけないのでしょうか?

実はなんどもすぐにやり直す人は、大抵首を傾(かし)げながらやり直したり、慌てて何度もやろうとします。この時にほとんどの方は、フォームや呼吸が乱れるのです。
そしてそれに気づかないのです。仮にやり直す時も表現をやめなければ崩れないのですが、それには気づいてくれません。

HIRO
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やり直す時ほど、息のポイントを動かさない努力が必要です。息のポイントは、これも目が泳いだり、目をつぶったり、瞬きを連打しながらやり直す人は要注意です。

ここまで3つの共通点をあげましたが、他にも以下のような人はなかなか上手くなりません。

  • 講師が見本を見せている途中に一緒に声を出したり、聞き終わる前に声を出し始める人
  • 歌えるようになってから感情をつけようとする人
  • 歌うなんてまだはやい、発声ができてから…
  • ミックスボイスや鼻腔共鳴ができれば上手くなると思っている人
などもありますが、これらの解説はまたの機会に。なんとなく理由はわかる方もいらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

真面目な人こそ要注意です

一生懸命やっているのに上達が遅い方の特徴は、意外と真面目な方が多いこと。
しかし、その真面目さゆえ、慌ててやり直してしまったりする方は、肝心カナメの「表現が消えている」事が多いのです。

辛辣な言い方ですが、真面目に考えている間、体がつまり「楽器がサボることに気づかない」わけです。真面目なのは、人としては素晴らしくとも、表現者としてはNGです。
人として考え抜くと同時に、動物としては全ての瞬間で全力で表現し続けること。これが芸術表現には必須なのです。反省している間に体が休んだり、表現者でなくなってしまっている人もかなりいらっしゃるのです。
HIRO
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実は、ここにあげたものは全てかつての私自身の姿でもあります。だからこそ、こういう方々の気持ちがよくわかるのです。

しかし、あれこれ考えずにすぐにやる。そしてやりきる癖をつけましょう!

それで上手くならなかったらそれはあなたのせいではありません!

私たちも信頼を得られるようがんばります♪

 

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