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「好きな歌を思い切り歌おう」誰かと比較すると自分の全力が分からなくなる!?

個性を発揮する 上達のアドバイス

ボイストレーナーの浜渦です。今日みなさんにお伝えしたいことはこちらです。

誰かと比較すると、歌は自由に歌えない!

誰かと比較してしまうと分からなくなるものそれは「いまの自分ができる全力とは何か」ということ。表現すること、個性を発揮するとはこれに尽きるというのに。先に平均点、及第点を設定して自分を制限してしまうのだ。」

結局僕がお伝えしたいのはこれに尽きると思うのです。そして、皆さんも本当はこれを求めているはず。こうやって自分を制限した時点で、自由に歌うことは、不可能です。体はもう自由にはなりません。上手くても誰かに似ていたり「上手くてもなんだか中身がない歌」になってしまいます。

気をつけたいのは、誰かと比較する、その「誰か」には「自分が勝手に設定した理想やダメな自分」も入っていることを忘れないことです。

自由に歌うとは、現在の自分の全力を尽くすことが絶対条件です。全力を尽くすといっても、精神論ではありません。あくまで現在の自分の体ができること全てです。昨日の半分しか体力がなかったら、その範囲でできる全力です。

しかし、ここに他人との比較が入ると、もうそれは不可能となってしまうのです。私は、これは日本人の悪い癖だと思っています。

選曲の方法「まずは歌いたい歌を思い切り歌うこと」

まずは、向き不向きとか、音域とかあまり考えずに、自分の歌いたい歌を思い切り歌いましょう!高くて出ない音があっても構わないです。

裏返っても、フラフラになっても、息を躊躇わずに思い切り吐ければ、喉は苦しくなりません。そしてやがて歌が自分と同化していくのです。

参考:喉を傷めず「ガツンと高い声を出す方法」

思いきり吐くことを覚えずに、呼吸法や発声法を学問にしてしまって、謙虚に喉が苦しくない「分相応の曲」を探すのでは、いずれ歌が嫌いになってしまいかねません。

それは果たして謙虚なのでしょうか?私は却って不遜なのではないかと考えます。

ここ数日、レッスンにこられた方々は、思い切りの楽しさ、いまの自分の全力を出す清々しさ、気持ち良さを身をもって実感してくださったのではないでしょうか?

この曲は向いてないとかまだ自分には早いなんてのは、それからでも良いのですよ!

他人とも自分とも比較せず、現在の自分の全力を尽くすこと。そのためにまず思い切り吐くこと。思い切り息を吐くことで、肺が目覚めます。エンジンがかかってしまえば、あとは少しのエネルギーで表現を爆発させることができるのです。
これを覚えて、初めて、鼻腔共鳴やファルセットや地声、そしてミックスボイスなどのテクニックが自然に身につくのです。先にテクニックばかり覚えると「自由さと思い切り」という芸術の根本を見失います。初心に戻りましょう!

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