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歌が上手くなる人と、呼吸法や発声法が正しくてもうまくならない人の大きな差

ボイストレーニングレッスン中の浜渦 上達のアドバイス

ボイストレーナーの浜渦です。世の中にはそんなに苦労しなくてもスイスイ歌が上手くなる人と、何年やっても、どんなに努力しても上手くならない人もいます。それも個性…と言ってしまうには辛い話です。もちろん中にはそもそもやり方が自己流で間違っている人もいますし、練習量が足りない人も多いでしょう。

しかし自己流でも人を感動させる歌を歌える人はいくらでもいますよね。問題なのは、声楽教室やボイトレレッスンに何年も通っても上手くならない人、先生をいくら変えても上手くならない人…つまりやっていることは正しいはずなのに上手くならない…上手くならないからやっていることが間違っていると疑ったり、もう混乱して何が何だか分からなくなる人…。そうなると、練習をする気が失せてしまう人も多いでしょう。

さて、一体正しい呼吸法や発声法を知っても、正しい方法を習っても上手くなる人とならない人の差は一体なんでしょう。ここで「才能の差だ!」「センスがないからだ!」と思う方もいるでしょう。いえそんなことはありません!そういう人はそもそも、まだ才能やセンスを出すところまで到達していないのです。もちろん、上手く聞こえさせようと泣きを入れたり、無理にビブラートをつけたり、しゃくりやフォールを入れてもそれは上手いフリにすぎません…。

今日は呼吸法や発声法の知識や、やり方自体は正しくても上手くなる人とならない人の差に焦点を当てて解説します。これからの練習やレッスンを受ける際に役立てていただければ幸いです。

正しい呼吸法、発声法を知っても歌がうまくなる人と、何年やってもうまくならない人の差

個性を発揮する

そもそも発声法、呼吸法、さらに共鳴や発音まで、みんな正しはずなのなぜ歌が上手くならないのでしょうか。正しいという言葉に落とし穴があります。

★正しくても上手くならない人の落とし穴
常に一定の正しい呼吸・発声法+あらゆる音程・発音・リズム=一定ではないバラバラの呼吸=バラバラの音色(=の喉への負担、息が続かない、高い声が出ない等々)
上手い人、上手くなる人のやっていること
あらゆる音程・発音・リズムによってその都度息の強さを可変させる呼吸法=一定の呼吸=美しい音色、幅広い音域等

同じことをやっているようで、まるで違う点がありますね。

そもそも、音程や音量、発音などはすべて呼吸を止める要素であるということです。声にとっては呼吸は恵みの雨ですが、声を出さなければ、ストレートに外に出て行くはずだった呼吸にとって、声を作る声帯、子音を作る舌などはすべて障害物とも言えます。人によっては、母音を作る口の形や歯も、呼吸を遮る障害物となるのです。

さらに、それが音程ごとに、発音ごとに、リズムごとに、遮る度合いが変わるわけです。つまり…

常に正しい方法で、同じ呼吸で同じ息の量を吐いているつもりだと、発音や音程ごとに実際に口元まで届く息の強さや量は常に変化してしまう=音色もバラバラになる
つまり、本人は滑らかに物語を紡いでいるつもりでも、一定の正しさが仇となって、実際に出ている呼吸はバラバラになり、さらにそれを防ごうと、余計な力を入れたり、急に抜いたりして喉が痛くなったり、息がなくなったりするわけです。何年やっても上手くならない人の王道パターンです。

実は上手い人と、頑張ってもなかなか上手くならない人、両者ともに身体の使い方自体はそんなに違わないことが多いのですが、そこにバランスをとりあえず続けるという要素があるかないかという

優先順位の差は得られるものの差

⭕️《相手に届く呼吸のバランスが美しくあり続けるために、息を吐く強さと息を止める強さのバランスを可変し続ける》→自然に上手くなる
❌《ひとつの正解に捉われて、逆に呼吸が子音や音程ごとにバラバラになり、一定の美しさを生み出せない》→呼吸「法」、発声「法」など、それぞれの「方法」は「正しい」けれど体と呼吸と声のバランスは取れない。

両者は身体の使い、方法論自体はそんなに変わらないにもかかわらず、目指すものの違い美しくあるか、正しくあるかの違い》で得られる結果は雲泥の差となって表れるのです。

呼吸と楽譜(音程や発音)のバランスを取る

上手いフリ、ではなく、本当に上手い人、何年も第一線で活躍している人に共通していることはたくさんありますが、ここでは呼吸のバランスの点で解説します。

まず相手に届く呼吸を作り、その呼吸バランスを取れる範囲で発音や音程を載せます。時に発音が障害物とならない方に曖昧にしたり、音程が障害物とならないように正しい音程からは低めから入ったりします。逆に、呼吸が発音に負けそうになったら呼吸の方を強くしたり、呼吸を邪魔しないために曖昧になった音程をその音程が終わる前に呼吸を強くして正しい方に修正したり、というようなバランスです。

これを覚え、自動的に修正できるまでになると、歌い出しの音に楽譜や五線譜を感じさせないほど自然で最高の朗読のような息が柔らかく混ざった音色と音程が得られます。また、発音や音程の正しさよりも、一定の呼吸の美しさを優先で、逆に音楽を自由に動かし、声に壮大なうねりや揺らぎを与えてくれるのです。

最初からこの「正しい音程を出そう」「正しい発音をしよう」という魂胆のようなものがありますと、呼吸と音程や発音のバランスは崩れ、音程が機械的に測ったら合っていたとしても、人の耳には不自然に届いてしまったりします。その結果、音楽を意識的になんとか動かそうとしても、ますます不自然になってしまいます。

この失敗は真面目な人ほど起こりやすいのです。真面目な人ほど、正しい音程や正しいリズムを守ろうとすることで正しい呼吸法も役にたただくなるということが多いのです。またそういう人は、息が流れる前に喉で音程の準備をしてしまい、息が詰まって苦しい声になったり、いきなり声帯が開いて息をバケツのようにひっくり返したりしてしまいます。

あくまで呼吸に声を混ぜる、載せるのであって、声に呼吸を混ぜるのではないのです。

才能は関係ない!?

HIRO
HIRO

両者の差は才能ではないのです。知っているか知らないか。やるかやらないかだけの差です。

人に才能差がないと言っているわけではありません。才能やまだ眠っている感性をひき出すところまで到達できないひと、出し方を知らないままのひとが圧倒的に多いのです。

才能をうんぬんするのは、たとえ少なかろうが才能出し切ってからで遅くはありません。いや、少ないか多いかなんて、出す前に決めてしまってはいけないのです。

才能の出し方とは何でしょう。まず人が自然に感動した時、思わず自然に声が出るときの体と呼吸と声のバランス、使う順序を知り、覚えることです。そのためには発声の前に、呼吸法を、と言いたいところですが、呼吸法の前に、脇腹や背中を呼吸で太鼓のように広げ、喉を開き、体のパーツをしっかり管楽器のように接続することによって、自然な感動を再現する体の楽器化が必要です。これも本来特別なことではなく、ひとは心から感動すると、このように動くようにできているのです。

参考写真。「なるほど!」と心から感心したり、感動で胸がいっぱいという状態を具体的な体の使い方で言うと、以下の矢印のようになります。胸の前側より、むしろ背中側、脇腹が開きます。もちろん、表情とも連動します。

胸を広げる動き

【身体も開く「喉の開け方」】ポイントは喉・舌・口蓋垂よりも「アゴの下」

通常のレッスンでは教わることができないこと

通常、レッスンでは呼吸法や発声法の正しさの部分は教わることができますが、「うまくなるひと」がやっていること(すなわち本当の才能や実力の出し方)は具体的に教わることはあまりなく(おそらく日本ではほとんどないでしょう)、「気持ちが足りない」とか「見て盗め」「聞いて盗め」になる場合がほとんどかと思われます。

つまり、生徒さんの勘の良さに委ねられるわけです。こうなると勘の悪い生徒さんは「正しさに足を引っ張られて」いつまでも、「何があっても美しい音色を生む、一定の呼吸」にたどり着けないわけです。

なぜなら一定の呼吸を生むのは一定ではない呼吸のコントロールとバランスが必要なのですから。これをブレスコントロールと言うのです。

本来腹式呼吸や発声法は、表現すべき美しさから自然と身につくもので、方法論は後からできたのです。

正しい呼吸法やミックスボイスを覚えるとうまくなる!というのは実に危険な考え方なのです。これが、正しさを優先して逆にバランスを無視して下手になったり、何年も上手くならなかったり、真面目な人ほど失敗してしまう大きな原因なのです。

浜渦メソッドは才能は関係ありません

私は本当に勘の悪い生徒でした。それだけに、うまくならない人の理由や気持ちもわかります。そして、ある程度わかるようになった今、最初から割とうまかったのほど、あとで伸び悩む人が多いのですが、その人たちの気持ちもわかりますし、両者が何が足りなくて、何をすべきかがわかるのです。

そこから浜渦メソッドは生まれたのです。

高い声や大きな声は呼吸をより捕まえようとする行為ですから、このバランスの逆算が必要なのです。人間は本当に感動した時このバランスを考えずに取れてしまう…つまり教えるべきはこの感動を再現する為のバランスの取り方であって、これが私がたどり着いた高い声や呼吸法はバランスを覚えることで身につく…これがボイトレの本質です。

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