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全ての演奏家・表現者へ。身も心も軽くなる!なぜ呼吸が大切なのか、喉を開けることはどういうことかがわかる呼吸練習

白い息 ボイトレメソッド&練習法

ボイストレーナーの浜渦です。タイトル長い…。本当、こういうタイトルつけるのが上手い方って尊敬します^^;

さて、なにかと外に出にくい方もいらっしゃると思います。そこで体も開き、喉も開き、体幹も鍛え、息を吐くタイミングがわかりやすくなり、動き出すタイミング(声を出す、歩き出す、ピアノを引き始める等々、あらゆる動きのタイミング)も掴めるようになるための呼吸方法を簡単に解説します。

感動を再現する呼吸

早速ですが、手順を解説します。

感動を再現呼吸法手順

1.あくびを噛み殺すような口を作り、下の図のように脇腹を上に向かって開きながら、喉の奥が「涼しく感じる」息を、驚いたように、ゆっくりかつ思い切り吸いましょう。

脇腹を開く呼吸

あくびをかみ殺す息は、喉の前方にバランスよく空間を作ります。また涼しく感じる息は、喉の奥の方を開けてくれます。つまり喉の中が前後に開きます。この状態を作り出すにはある程度の力が入ります。写真では大げさに後方、背中側を開いていますが、左右前後均等に開くのが理想です。

喉の開け方については、こちらでで詳しく解説しています。

脇腹が落ちたまま、喉を理想的に開くのはほとんど不可能です。ここに気づいていない方が非常に多いので注意しましょう。

2.下の図のように、口の前に手を置き、息の音がしない、且つ窓ガラスがやっと曇るくらいの、手のひらが温かく感じる呼吸を吐く。(温かく感じた呼吸を吐きながら、頭のてっぺんから徐々に脱力を感じてみましょう)

暖かい呼吸

一気に呼吸が出てしまわないように、また暖かい呼吸を吐くことで、1.の喉をを開け多状態をキープしたまま、息を吐くことができます。また息を吐き始めるタイミングをつかみやすくなります。息が飛び出さないように力を入れつつ、脱力もできるわけです。良い呼吸を吸っても、それをいかに、いつ、どのように吐き始めるかで、表現力と発声の自然さ、喉への負担はグンと変わってきます。

1.の思い切り吸ったポジションを守りつつ、2.の暖かくゆっくりな呼吸を吐くことで、息の支える意味と脱力の大切さを感じていただけるかと思います。
3.あとは呼吸音がしないように1.2の吸気・呼気を繰り返す。
実はこれ「抜き足差し足忍足の呼吸」なんです。脱力がわかることで、息を吐き始めるタイミング、自然に反応して動き出すタイミングがつかみやすくなります。
つまり歌い始めるタイミング、用意してからピアノなら弾き始めるタイミング、役者なら何かの動きを、例えば歩き出すタイミングがわかりやすくなります。緊張して固まってしまうと、正しい呼吸法ができても、脱力ができなくなりがちです。そんな時は暖かく窓が曇る呼吸を思い出してくださいね。
これはあらゆるシーンに有効な呼吸ですが、1.の涼しく体開いて吸うときに「(あっ!もしかして!)」2.の窓が曇る呼吸を吐くときに「(わかっちゃったかも)」という気持ちを一緒に持って試してみてください。よりしっくりくると思います。

体を使い、温まり、息の支えと、体幹・腹式呼吸の重要性もわかる

この手順を2〜3分やれば、からだはポカポカになるでしょう。きっと免疫力もあがりますよ♪

体幹は使いますし、お腹も使い、でも脱力もできます。これを、繰り返すと…腹式呼吸がなぜ大切か、喉を開けるとはどういうことかがわかるはずです…。必要性がわかっていない腹式呼吸は実はあまり役に立たないのです。

表現芸術は「論理がわかったからできるようになる」ということは非常に少なく、逆に「できるようになって初めて論理がわかる」ことが多いのです。

声は2.のあとに、思い切り横隔膜をあげて、やっと出します。人間は、感動したらほぼ、自動的にこの手順で声を出すようにできています。それを再現しているわけです。

まとめ

実はこの呼吸、活躍中の声楽家・ボーカリスト、ベテランピアニストにやっていただきました。特にピアニストの方はベテランの素晴らしい演奏家の方ですが「そういえば、この呼吸、無意識のうちにやってました」と驚いておられました。

外に出にくい時節、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

これはなかなか文章では伝わらないかもしれませんね(書いといてすみません)。動画でもただ解説するでけでは難しいので、ツイキャスなどで、ご紹介できるようにしていきたいと思います。

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