今回の30秒アドバイスはズバリ上達の極意です。何の上達かと言いますと、歌・セリフ・ナレーション・その他声を使う事全般です。演技力や立ち居振る舞いにも使え得るでしょう。ただし今回は(も?)正しい体の使い方や発声や発音などは一切無視です。
【30秒アドバイス】上達する歌い方の極意(10秒?)
知らない曲はまるで当然知っているかのように歌う。
…これだけです。これを心がけて歌うと、体の使っていい部分・動かして良い部分と、いけない部分がわかるようになるんです。(これ本当です)
「知らない歌を知っているかのように?そんなことできるわけないだろ!!」
いやいや、意外とやってるんですよ。スーパーで流れてきたはじめて聞くBGMを口ずさんでいたり…
そしてこれが歌が上手くなる人が何気なくずっとやっている事なんです。ではやらない人、つまりこの逆をやる人は?少しだけ解説しますね。
逆に言えばうまくならない方法はこれだ
…ということは「知らないから歌えない」とか「知ってたから歌えた」が見えてしまうことはダメなのか?と言われれば、その通りということになります。
さあ、なぜだめなのか?皆さん自身で実践して考えてみてください。
ヒントは、軸が動いて、動かすべき場所が動かないと、上記のダメな状態になってしまいます。
ダメな状態=不自然・わざとらしい・自信がなさそうなどです。(つまりこの方法では上手くなりません。いえ、少しずつはうまくなる可能性はありますし、十歳じわじわ上手くなる人もいますが、それだと人生全てささげても時間が足りません)
逆に知っている歌を知らないかのように歌う・知らない歌を知っているかのように歌うことで、体の軸が決まって、その他を動かす事がうごかなくなるんですよ。
「何か体の使い方を覚えたからできる」ではなく、こういう風にやりたい!という想いが、体を楽器化する良い例ですね♪
これはセリフや朗読なんかでもとても大切な要素となります。人が納得・共感する要素は、ただ正しい答えを知っているかどうか「以外」のところに、より多くあるのだと思います。
正解・正論を並べて、
「どうせアンタは正しいわヨ!!」
…って怒られてもつまらないですよね(笑)
今回、呼吸法や体の使い方の解説無しの理由
これは解説すると、文字や動画でやると膨大な時間がかかります。レッスンだとそうでもないんですよ。やはりレッスンは、動きを感じたり空気感があったり、図解したり、時に私の体の動きをいろんな角度から未定もらったり、(了解を得て)私の体の動きを触ってみてもらったり、その生徒さんにあった、腑に落ち解説方法が取れるのでできるんです。
さあ、知らない曲を知っているかのように歌う、知っている歌を知らないかのように歌う。どちらからでも良いので実践してみましょう。