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歌が上手くなる「やる気スイッチ」のひみつ

上達のアドバイス

いきなり絶望的なことをいいますが、歌や演技は最初からセンスがある人や、自然に声を出せる人は、努力すればするほど、どんどん成長する…しかし苦手な人は努力しても何年習っても上達しないか、表面的なうまさしか身につかない___そんなことがよくあります。「じゃあ努力なんて意味がないじゃん!、不公平だよ…」そんなふうに思う人も多いはず…私もかつてはそうでした。

なぜそんなことが起こるのでしょうか?その大きな理由のひとつが、表現のやる気スイッチを持っているかどうか。「やらねば」でも「上手くなりたい」でもない「表現せずにはいられない呼吸」。これがあれば、今まで難しいと思っていたことが驚くほど簡単なものに生まれ変わるんです。

では、やる気スイッチってなんでしょうか?スピチュアル的な怪しい話!?いえいえ、胡散臭い精神論でもないのでごあんしんを!それでは、私、浜渦が、ボイストレーナーの使命として、研究と実践を重ねて開発し、みなさんにお渡ししている、このやる気スイッチの正体ついて解説していきます。どうぞお付き合いください。

1. 基礎:表現せずにはいられない呼吸=やる気スイッチ

歌や演技の基礎は、「表現せずにはいられない呼吸」を作り出すこと。これこそが「やる気スイッチ」の本質です。
  • スイッチの入れ方:これを学ぶことがボイストレーニングの第一歩。
  • その後:発声や共鳴といった基本を習得し、さらに技術を磨く。

スイッチが作られるプロセスとスイッチの正体

スイッチがどのように生まれるか簡単に説明しますね。

  1. 喉と胸をつなげ、背中から脇腹に空気を送り込む(体の楽器化
  2.  飲み込む力で喉を「適切に」閉じ、体内に圧力を生み出す(内側からの圧力)
  3. お腹締め上げるように持ち上げる(外からの圧力、腹圧)

※1.2.は、管楽器にたとえるなら、1.本体を作り、2.喉と胸をつなぐのはマウスピースと本体を連結するようなイメージです。

肺をビーチボールに例えると…

  1. ボールに空気いれて膨らませ
  2. 栓をして膨らみをキープ
  3.  外から両手で押してさらにパンパンにする

この体内圧力は血流を促して体を目覚めさせ、想像力を刺激し、「表現せずにはいられない」状態を生み出します。これがやる気スイッチの正体です。(本当にポンと押せるスイッチがあれば便利なんですけどね…。)

実は、この仕組みはスポーツにも共通します。歌は、表現であると同時にスポーツでもあるのです。スイッチを最初から持っている人もいますが、それは少数派です。でもスイッチがあれば、苦手でも「楽しい」「もっとやりたい」と感じ、上達するのです。

2. やる気スイッチが歌や演技を飛躍させる

スイッチが入ると、喉の「栓」を少し緩めることで、呼吸が泉のように湧き上がり、さまざまな声が生まれます。感情豊かな声、落ち着いていても心に響く声、強い声、繊細でも届く声…。さらに、余計な力は抜け、重心のコントロールが容易になるため、歌だけでなく、セリフや演技も大きく上達します。

具体的に言いますと

  1. スイッチが入ると頭の中のイメージと自由になった体が直結する
  2. すると「自分には何ができるのか」「何を表現したいのか」「どんな練習が必要か」がクリアに見えてくる
  3. 上達への道筋が見えることで、歌や演技がどんどん上達する

この状態は体のすべてを適切に使うために、体も頭脳も疲れます。しかしそれが生きている実感と表現の喜びそのものなのです。「表現とはこういうことか」と感じる瞬間です。

ただ、よくある誤解があります。「発声」や「腹式呼吸」を学んで「気持ちを込めれば」上手くなると考える人がいますが、それはスイッチが入っている人に限った話です。スイッチがなければ、知識が増えるだけで、なかなか上達にはつながりません。歌を学問にしてはいけません。

やる気スイッチは萎縮の対義語:萎縮させる指導者は失格

怖いのは、スイッチを持っていた人が、指導で萎縮したり、論理を詰め込まれすぎてスイッチを失ってしまうことです。「昔は自由に歌えたのに」「歌が怖くなった」というのもよくある話です。これは指導者として絶対に避けたいことです。

萎縮しては絶対に良い表現はできません。高らかに歌う、思うままに踊るなんて不可能です。ですから私はレッスンで絶対に怒らないのです。生徒さんを萎縮させたり、主従関係を結ぼうとするようでは最初から指導者失格です。「その苦しさを乗り越えてこい!」「オレは憎まれてもいい!」という精神論の時代はもう終わったのです。

3. スイッチが難しいことを簡単に変える

スイッチの入れ方を理解すると、これまで頭だけで考えていた呼吸法や発声技術が机上の空論であったことに気づくでしょう。そしてスイッチが生み出す新しい声や表現があなただけの発声理論や技術を生み出すのです。

スイッチなしで努力する → 迷路に迷い込む。人生10万年でも足りない?
スイッチを入れる → 難しいことが簡単に、楽しくなるから上達する

これが、「簡単なことを難しくする人」と「難しいことを簡単にやってのける人」の違いです。そして、このスイッチは才能とは無関係。誰でも習得可能です。そのために私はボイストレーナーになったようなものです。

しかし私自身、このスイッチの存在を本当につかんだのは35歳を過ぎてからでした。東京藝術大学での時間は何だったのか、と自問したものです。

4.「 環境を見直す(=因果関係を明らかにする)」大切さ

「表現せずにはいられない呼吸」は、萎縮したり、音楽を「超えなければいけない壁」と感じる環境では生まれません。目立つことを恐れたり、普通でいたい人も同じです。

そんな人は、まるで「今、うまくうたうために呼吸法と共鳴を頑張っています」と顔に描いているようで、伝えたいことが伝わらず、表現したかったことすらわからなくなります。

私も元々そういう人間ですので、気持ちは痛いほどわかりますが、一緒に殻を破っていきましょう!

音楽に愛される努力を…

スイッチの入れ方がわからない人は、環境や立場を疑ってみることも大切です。「環境のせいにするな」と言われますが、環境が上達を妨げているなら、原因を見つめて変える勇気が必要です。

スイッチが入ると、「これが私の歌いたかったこと!」と溢れ出します。それが、音楽に愛された瞬間です。私たちは、先生や狭い音楽界隈に認められるのではなく、音楽そのものに愛される努力をすればいいのです。

5. やる気スイッチを届けることもトレーナーの大きな使命

ボイストレーナーとして、私の仕事は、スイッチの入れ方——つまり呼吸法、発声、自由な表現をお伝えすることです。

お金をいただいていますが、胸を張って取り組んでいます。なぜなら、いただく以上の価値をお届けしているという自信があるからです。

生徒さんにスイッチが入り、レッスン中に別人のような歌声を聴かせてくれる瞬間は、何物にも代えがたい喜びです。誰もが「天才」になれる瞬間があると信じられる瞬間です。

ただ、こうしたレッスンはエネルギーを消耗します。お腹も減ります。なぜなら、私自身も常にスイッチを入れ続けているからです。口先で「やる気を出して」と言うだけでは、できるイメージは伝わりません。論理的な発声法なら、動画や本で学べますが、それだけでは足りない。だからこそ、真剣に向き合い、受講料をいただいています。生徒さんに生活を支えていただき、感謝しかありません。

一緒にスイッチを入れませんか? レッスンで、あなたの「表現せずにはいられない呼吸」を引き出すお手伝いをします。気になった方は、ぜひ一歩踏み出してください!

おまけ「スイッチが入った浜渦」が歌うと…【動画紹介】

正直、じぶんでも下手だと思うんですよ。才能を全部出し切っても、まあこの程度かもしれない。でもいいんです!スイッチが入って歌うとき「もう何にもいらない!」って感じるんです。自分の才能を出せることが幸せなんです。よく考えると、こんな動画を紹介するなんて図々しいですよね。当然、上手いから聴いて欲しいんじゃんですよ(笑)

人より下手かどうかなんてどうでもいいじゃありませんか!でもそういう生徒さんが成長するんです。やはりそれは当然のことなんです。

ショート動画紹介[大阪で生まれた女・チェスボード]

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